セブは野良犬がたまにいる

セブの街を歩いていると野良犬を稀に見かける。
日本だと保健所などの行政機関が犬を回収しに来るが、セブではそのようなシステムがないのだろう。
日本人からすれば、放し飼いにされた犬は怖いという発想だが、セブの方からすればごくありふれた存在のようだ。準市民といったところか。
市街地で現地の男が歩道で立ち止まっていた犬を脚をゆっくり動かして払うのを見たことがある。
犬は反抗するわけでなく仕方がないという様子で男に道を譲っていた。
堂々とした男の態度と立場をわきまえた犬に感心した。
日本に帰国してからその出来事を思い出した。
噛まない犬に怯え、抹殺する日本社会に息苦しさを感じた。
でも、土佐犬って怖いよね。